予防接種VACCINATION
- 帯状疱疹ワクチン始まりました!
- 小児の予防接種も行っております!
- 予約制で待ち時間が少なくなるよう配慮!
当院では、帯状疱疹、インフルエンザワクチン、肺炎球菌ワクチン、風疹・麻疹(MRワクチン)の他、小児用予防接種に対応しております。ご予約は、接種希望日の1週間前までにお願いいたします。
(注)現在はコロナ感染防止対策によりキッズスペースを一時的に利用中止にしております。 再開次第、ホームページにてお知らせいたします。
帯状疱疹ワクチン
帯状疱疹は水ぶくれを伴う赤い発疹が体の左右どちらかに、帯状に出る皮膚の疾患です。強い痛みを伴うことが多く、症状は3週間から4週間ほど続きます。日本では、80歳までに約3人に1人がかかるといわれています。また、皮膚症状が治った後も50歳以上の約2割の方に長い間痛みが残る帯状疱疹後神経痛(PHN)になる可能性があります。 名古屋市は令和2年3月1日から帯状疱疹に対するワクチンの助成を始めました。
帯状疱疹ワクチンの種類について
帯状疱疹ワクチンは、現在2つの製品(シングリックス、ビケン)があり、効果や接種対象などに違いがあるので、必ず医師にご相談ください。どちらか一方のみを選択して規定の回数の接種を完了していただく必要がありますので、ご注意ください。
名古屋市 帯状疱疹予防接種の費用助成対象者
名古屋市に住民登録のある方で、以下の条件を共に満たす方
- 接種日時点で満50歳以上の方
- 下記の対象条件にあてはまる方(使用ワクチンによって対象条件が異なります。)
2回接種ワクチン(製品名 シングリックス)
対象条件(すべて満たす必要があります)
- 令和2年3月以降に公費でビケンの予防接種を受けていない方
- シングリックスの予防接種を2回受けていない方(自費、公費による接種は不問)
- シングリックスの予防接種をすでに自費で1回受けている方で、2回目の接種が決められた間隔で接種できる場合は2回目の接種のみが助成の対象となります。
※詳しくは、名古屋市ホームページをご覧ください。
接種費用 | |
名古屋市 帯状疱疹予防接種の費用助成対象者 | ビケンの場合 全1回 4,200円(税込) シングリックスの場合 全2回 21,600円(10,800円/回)(税込) |
助成対象外の方(自費診療) | ビケンの場合 全1回 8,000円(税込) シングリックスの場合 全2回で40,000円(20,000円/回)(税込) |
※生ワクチンであるため、免疫機能に異常がある病気もしくは免疫抑制剤を使用している方には接種できません。 一方、「シングリックス」は組み換えサブユニットワクチンで生ワクチンではないため免疫が低下した人にも接種可能です(接種要注意だが可能)。 帯状疱疹に対する予防効果が高く50歳以上で97.2%の効果があり、また予防効果も長期間持続されることが報告されています 接種希望の方は、電話にてご予約をお願いいたします。
インフルエンザワクチン
インフルエンザワクチンは、接種してから効果が出るまでに約2週間かかり、その効果は約5ヶ月間持続します。 日本では、インフルエンザが例年12月~翌3月頃に流行するため、毎年10月下旬~12月に接種されると効果的です。
接種費用 | |
名古屋市 高齢者インフルエンザ予防接種の対象の方 | 1回 1,500円(税込) |
一般の方(自費診療) | 1回 3,800円(税込) ※2回目は3,000円(税込) |
- 当日は健康保険証を持参してください。
- ご予約は、希望日の1週間前までにお願いいたします。
- また、お申し込みの際には必ず「インフルエンザ予防接種を希望」とお伝えください。
- 小児は、3歳以上から予約可能です。
- 会社の補助等ある方はそれぞれの会社の規定によります。
- 同シーズン中、当院で2回目を接種される方は3,000円(税込)となります。
- 院内での待ち時間短縮のため、事前に問診票の印刷・記入にご協力ください。
名古屋市 高齢者インフルエンザ予防接種 対象者
- 名古屋市民で、次の条件のいずれかにあてはまり、かつ接種を希望する方
- 接種日において満65歳以上の方
風疹・麻疹ワクチン(MRワクチン)
先天性風疹症候群を予防するために、風疹・麻疹の予防接種(MR:麻疹・風疹混合ワクチン)を行っております。名古屋市に住民登録のある方で下記の対象になっている方は、無料で接種できます(抗体検査にかかる費用は自己負担)。助成対象外の方につきましては、全額自己負担となります。
名古屋市 風しん予防接種の費用助成対象者
名古屋市に住民登録のある方で、以下の条件を共に満たす方
- (1)いずれかに該当する方
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- 妊娠を希望する女性
- 妊娠を希望する女性のパートナー
- 妊娠中の女性のパートナー
- (2)事前の抗体検査の結果が以下に示す数値に該当し、風疹に対する免疫が不十分と判断された方
-
- 男性の場合は、HI法で16倍未満の方、またはEIA(IgG)法(デンカ生研株式会社製キット)で6.0未満の方。
- 女性の場合は、HI法で32倍未満の方、またはEIA(IgG)法(デンカ生研株式会社製キット)で8.0未満の方。
※妊娠中の女性、妊娠の可能性がある女性は接種できません(女性は接種前1ヶ月程度避妊し、確実に妊娠していない状態で接種を受けてください)。女性は接種後2ヶ月間の避妊が必要です。風疹の予防接種は、生きた弱毒風疹ウイルスを接種し、感染して免疫をつける生ワクチンです。妊娠中に予防接種を受けた場合、理論上はワクチンに含まれる風疹ウイルスによって先天性風疹症候群が起こる可能性があるため、妊娠の可能性がある場合は接種できません。また、接種後は体内からウイルスが消えるまで、2ヶ月間の避妊が必要です。ただし、万が一妊娠中に接種をしたことが判明しても、中絶を考慮する必要はありません。ワクチンに含まれる風疹ウイルスは病原性が弱いため、実際に予防接種が原因で先天性風疹症候群が発生した事例は報告されておらず、そのような可能性はほとんどゼロに近いものと考えられています。
接種費用 | |
名古屋市 風しん予防接種の費用助成対象者 | 無料(抗体検査にかかる費用は自己負担) |
助成対象外の方(自費診療) | 10,000円(税込) |
肺炎球菌ワクチン
肺炎球菌による肺炎を予防するために、肺炎球菌の予防接種を行っております。名古屋市に住民登録のある方で下記の対象になっている方は、助成支援があります。助成対象外の方につきましては、全額自己負担となります。
名古屋肺炎球菌予防接種の費用助成対象者
- 名古屋市に住民登録のある方で、以下の条件を共に満たす方
- 昭和27年4月1日以前のお生まれの方
- 60歳以上65歳未満で心臓、腎臓、呼吸器の機能障害、HIVによる免疫機能障害があり、その程度が身体障害者1級相当である方
- 過去に接種を受けたことがある方は対象となりませんのでご注意ください。
定期予防接種の対象となる方
- 65、70、75、80、85、90、95、100歳となる年度に属する方
- 60歳以上65歳未満で心臓、腎臓、呼吸器の機能障害、HIVによる免疫機能障害があり、その程度が身体障害者1級相当である方。 (該当する障害があることがわかる、身体障害者手帳の写し又は診断書が必要です。)
任意予防接種の助成対象となる方
- 満65歳以上で定期予防接種の対象年齢ではない方
接種は、1年を通して、いつでも可能です。ただし、5年以内に再接種を行うと、注射部位の痛みが強く出るケースがありますので、再接種を希望される方は、5年以上の間隔を空けてください。接種の年月日は、忘れないようにメモに残しておきましょう。
接種費用 | |
名古屋肺炎球菌予防接種の費用助成対象者 | 4,000円(税込) |
小児用予防接種
予約制で待ち時間が少なくなるよう配慮しています!
当院では、小児用の定期接種・任意接種を中心に各種予防接種に対応しております。たくさんの予防接種があり、「どれを接種したらよいのか?」とお悩みの方も少なくないと思います。予防接種のスケジュール管理は、保護者の方だけではなかなか難しいものです。そんなプランニングについても、遠慮無くご相談ください。
海外に行く前に打っておくと良い予防接種
不活化ワクチン
複数回の接種が必要なワクチンも多く、完了までに時間がかかることに注意してください。
ワクチン名 | 感染経路・特徴など | 接種回数・間隔・有効期間など |
A型肝炎 | 水・食材より感染 世界中(日本や欧米でも) |
2回(標準は4週間隔)で1~2年の効果 3回接種後は10年近くの効果 ・発展途上国に出かけたり、長期に滞在する場合は、お子さん(1歳以上)でも必ず受けて下さい。 |
破傷風 | 土砂やホコリにまみれた「汚いキズ」で感染。 発病すれば、命の危険も。 世界中で同等のリスク。 | 2回(標準は4週間隔)で1~2年の効果 3回接種後は10年間隔で接種。(10年有効) 昭和44(1969)年以降の三種(百日せき・ジフテリア・破傷風)混合ワクチン4回接種済みならば、1回の接種で充分。 |
B型肝炎 | 血液・体液・性交渉により感染不顕性感性者も多い | 3回(4週後、半年後)必須、完了まで半年要す。 3回目の1~2か月後に抗体検査を推奨。陽性ならば以後は追加不要。陰性なら数回の追加接種を推奨。 |
日本脳炎 | アジア(養豚地域)で、蚊に刺され感染 | 2回(標準は4週間隔)で1年程有効 3回接種後は数10年有効 小児期3回以上接種済みなら、1回の接種で充分 |
不活化ポリオ | 経口感染(患者の排泄物) 急性の麻痺が起こり、死亡や後遺症も |
流行国=パキスタン、アフガニスタンは1回必須 注意国=ナイジェリア、コンゴ(DRC)は1回推奨 小児期の接種が不足する者は、4週間隔で2回 アメリカ留学で要求される場合も多い |
髄膜炎菌 MCV4タイプ メナクトラ® |
飛沫感染 アフリカ中央部で流行 急速に悪化し死亡も |
1回接種し、5年程度有効。10代後半~ アフリカ、中東への渡航に推奨。米・欧留学では、MPSV4ではなく、MCV4タイプ必須のことが多い。 国内でも高校や大学の運動部などで寮生活をする場合は、感染リスクが高くなりますので、接種推奨又は指定 |
高齢者肺炎球菌 23価ワクチン | 飛沫感染 | 1回接種。再接種は5年以上経過後に 高齢者定期接種及び名古屋市助成接種にも対応 ※すべての肺炎を予防するワクチンではありません |
※ワクチンの準備に時間がかかりますので、必ず事前にお電話ください。 お問合せもお気軽にどうぞ。