大腸内視鏡(大腸カメラ)COLONOSCOPY
日本消化器内視鏡学会 消化器内視鏡専門医が内視鏡を用いて大腸の内部を実際に観察し、潰瘍、炎症、腫瘍、がん、ポリープの検査を行います。
現在症状がなくても、過去に大腸の疾患を患ったことがある方、過去にポリープが発見された方、血便・便秘・下痢がある方、下腹部に痛みや違和感がある方、健康診断で便潜血検査が陽性だった方は、定期的な大腸カメラ検査をお勧めしております。
また、検査中に大腸ポリープが見つかった場合は日帰りの切除手術も行っています。
大腸がんの早期発見が可能!
鎮静剤によりウトウトしているうちに検査も可能!
日帰りで大腸ポリープ切除手術にも対応!
土曜(午前)も検査可能!検査後すぐに結果説明も!
※注)結果が疑わしく、細胞検査が必要な場合はその説明に2週間ほどお時間をいただきます。
内視鏡検査の同意書への事前記入にご協力ください
該当の検査の同意書をプリントアウトしていただき、事前に記入して当日お持ちください。
※鎮静剤をご希望の場合は、鎮静剤の同意書にも記入し、検査日に持参してください。
大腸カメラをお勧めする方
- 血便が出る
- 便通の異常(便秘、下痢)
- 腹痛、腹部膨満感
- 貧血を指摘されている
- 体重が急に減った
- 検診の便潜血検査で異常を指摘された
- 腸がん、大腸ポリープを治療したことがある など
当院の大腸内視鏡検査(大腸カメラ)の特徴
1.日本消化器内視鏡学会 消化器内視鏡専門医による苦痛の少ない大腸カメラ検査
当院では日本消化器内視鏡学会 消化器内視鏡専門医が検査を実施します。検査に関して不安なことや不明なことがあれば、どんな些細な疑問にもお答えしますので、どうぞ安心してご受診ください。
大腸カメラ検査時は炭酸ガスを使用することで腹部の膨満感を減らし、より楽に検査を受けることが出来ます。
またご希望により鎮静剤による処置も行っておりますので、ご相談ください。よく、「麻酔をしてもらう」と表現されますが、検査の際は鎮静剤を使用し、眠っているようなウトウトした状態で気づいたら検査が終わっていた、という患者さんが多くみえます。体質により、鎮静剤の効き具合に差もありますので、不安な方はご相談ください。
鎮静剤を用いた場合は、影響が少し残るケースもあるため、乗り物または機械類の操作はお控えください。鎮静剤による処置を希望される方は公共交通機関をご利用の上、ご来院ください。
2.NBIに対応した 内視鏡ユニットを導入
高画質でより詳細な観察ができ、NBI搭載の内視鏡ユニットを用いて検査を行います。NBIを用いることにより、他の検査では識別の困難だった大腸の色調変化や粘膜面の変化をとらえることができるため、小さなポリープの発見や1㎝などの小さながんを発見でき、胃がん・大腸がんの早期発見に有用です。
3.大腸ポリープが 見つかった場合にも対応
大腸の内視鏡検査中、大腸ポリープが見つかった場合には、大きさや数にもよりますが、その場でポリープの切除を行うことが可能です。
4.院内感染予防対策
当院では、皆様に安心して検査を受けていただけるよう、使用後の内視鏡についた付着物を高レベルの消毒液で完全に洗い流し、残った細菌やウイルスもすべて死滅させるための内視鏡洗浄消毒器を導入しております。
大腸内視鏡の流れ
1.検査までに1回受診する。
営業時間内に電話でお問い合わせください。スタッフから受診方法をお話いたします。 初診の方の大腸の検査前には一度受診していただいております。理由は以下の2点です。
①当院では大腸検査は内視鏡だけでなく、大腸CT検査も受けられます。一度受診していただき、それぞれの検査のメリット・デメリット等お話し、患者さんに最適な検査をお勧めいたします。(健康診断結果等がありましたらお持ちいただくとスムーズです)
②大腸検査を行うためには事前に下剤を内服し、腸をきれいにする必要があります。来院していただき処方いたします。
再診の方は電話で検査予約をとり、検査前に一度受診してください。内視鏡用下剤を処方いたします。
2.検査の前日~当日の流れ
下剤を飲み、腸の中を綺麗にします。(色々な種類があり、患者さんに合わせて使い分けています)
☆ 下剤の量が少ないのがいい!!
☆ 便秘なのでしっかり効くものがいい!!
等あればお気軽にお申し付けください。
自宅で前処置薬を内服される方は、事前の指示に従いましょう。腸管の洗浄が完了したのちに、検査の予約時間30分前に来院して下さい。
3.検査開始
まず盲腸という一番奥まで挿入して、抜きながら観察していきます。 ポリープがあればその場で切除します。(明らかな癌、大きなポリープで入院でのポリープ切除が望ましい場合はその場では切除せず、高次医療機関をご紹介します。)
トイレでお尻についたゼリーなどをとっていただき、先生から説明を聞いて終了です。お疲れ様でした。
4.検査後に説明があります
検査後は実際の検査画像をお見せしながら、医師から説明があります。 組織検査や切除を行った場合は後日、結果説明のために再度来院していただきます。 癌のもととなるポリープはその場で日帰り切除し、早めの治療で大腸がんを防ぎます しかしながら、
- 切除すべきポリープが多数ある場合
- 2-3㎝以上のポリープが見つかった場合
- 持病があり、抗血小板薬や抗凝固薬などを内服している場合
上記のような場合は入院での切除が望ましいため、高次医療機関への紹介とします。
※鎮静剤を使用した場合はお車の運転ができませんのでご注意願います。
日帰り大腸ポリープの切除
大腸検査中にポリープが見つかった場合でも、身体への負担の少ない内視鏡を用いた日帰り切除手術も行っております。この手術では、内視鏡から切除専用の器具を用いてポリープを切除するため、患者さんへの負担が少なく、小さいものであれば日帰りによる手術が可能です。
採取したポリープや疑わしい組織の検査結果は、約2週間後に説明となります。 鎮静剤を用いた場合は、影響が少し残るケースもあるため、乗り物または機械類の操作はお控えください。鎮静剤による処置を希望される方は、公共交通機関をご利用の上、ご来院ください。
鎮静剤検査の流れ
鎮静剤検査とは・・・
内視鏡検査の際に眠った状態で苦痛少なく行う検査です。
※薬の効きは人によりさまざまで、人によっては苦痛を感じることもあります。
①通常の内視鏡検査の前処置の後に鎮静剤を 使用できるように点滴をします。
②検査中の管理の為、心電図モニター等を 装着します。
③点滴から眠る薬(鎮静剤)、痛み止め
(鎮痛薬)等を使用します。
※この時薬剤の影響で若干点滴の刺入部がしみる感じが
することがあります。
④先生が検査を行います。 検査が終了しましたら、鎮静剤を醒ます薬を 投与し、起きていただきます。 しっかりと目が覚めましたら先生から 検査の説明を聞いて終了です。
⑤《注意》薬の影響は人によってどの程度残るか わかりません。その日一日は車の運転等の危険 が伴う行為はやめていただいております。 必ず公共交通機関又はご家族様にお迎えに 来ていただいてください。
大腸カメラ料金表
大腸カメラ検査料金は下記の表をご参照ください。詳細な金額の内訳などを確認されたい方はご遠慮無くお問い合わせください。
※基本的に内視鏡検査は保険適用で実施することができます。
※下記の表は参考金額(税別)です。実際の診療内容によって金額は変動致します。
大腸カメラ料金表(税別) | 1割負担 | 3割負担 |
大腸カメラ検査のみ | 約2,500円 | 約7,500円 |
大腸カメラ検査 +病理組織検査(1か所~3か所) |
総額 約4,000~6,000円 | 総額 約11,000~17,000円 |
大腸ポリープ切除(1か所) | 総額 約9,000円 | 総額 約27,000円 |
大腸ポリープ切除(2か所) | 総額 約10,000円 | 総額 約30,000円 |
大腸ポリープ切除(3か所以上) | 総額 約11,000円 | 総額 約33,000円 |